基本情報
| 製品・サービス名 | Digit/Arc |
|---|---|
| 提供元 | Agility Robotics |
| 本社所在地 | 米国(オレゴン州) |
| 地域 | 欧米 |
| 用途分類 | フィジカルAI・ロボット |
| 主な用途 | トート搬送、物流・製造の搬送作業、フリート管理 |
| 提供形態 | ロボット本体+フリート管理クラウド「Arc」、RaaS(サービスとしてのロボット)型の契約を含む |
| 主な対応業種 | 物流・その他、自動車、機械 |
| 価格 | RaaS型の契約実績あり(価格は公開なし・要問い合わせ) |
| 日本での提供 | 日本での提供状況は未確認 |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
特徴と位置づけ
Agility Roboticsは米国オレゴン州のヒューマノイド企業で、二足歩行のDigitを開発しています。現行のDigitは2023年のProMat(物流展示会)で発表され、同社はオレゴン州セーラムにヒューマノイド工場「RoboFab」を設けています。公式サイトでは、Digitを「65,000時間の実生産経験を持つヒューマノイド」と説明し、フリート管理クラウド「Arc」を提供しています。顧客としてGXO、Schaeffler、Toyota Motor Manufacturing Canadaのロゴを掲示しています。
2024年にはGXOと複数年契約を結び、ヒューマノイド初の正式な商用展開かつ初のRaaS型の展開となりました。同年11月にはSchaefflerから少数株出資を受け、SchaefflerがDigitを購入し、2030年までにグローバル100工場への展開を目指すと発表しています。SchaefflerとAccentureは、NVIDIAのMega Omniverse Blueprintを使ってDigitのフリートをデジタルツイン上で模擬し、レイアウトと人・ロボットの協働を検討しました。
一方、公式サイトは、人と同じ空間で作業する「協調安全」なDigit 5を開発中とし、「一部安全機能は開発中」「安全機能はすべての運用リスクを排除しない」と明記しています。現状の商用展開は、用途の限定と作業区域の分離を前提にしたものと読むのが妥当です。
強み
- GXOとのRaaS型の正式商用展開という、ヒューマノイドとしては先行した契約実績がある
- フリート管理クラウドArcにより、複数台の運用を前提にした仕組みを持つ
- 安全機能の開発状況を公式サイトで明記しており、評価の前提を確認しやすい
検討時の注意点
- 協調安全版のDigit 5は一部安全機能が開発中で、人と同じ空間での作業には制約がある
- 日本での提供条件、国内の販売・保守体制、日本の安全規制への対応は一次情報で確認できない
- 「65,000時間」は同社の公表値で、稼働率や作業内容の内訳は示されていない
