基本情報
| 製品・サービス名 | Flowstate |
|---|---|
| 提供元 | Intrinsic(Alphabet傘下) |
| 本社所在地 | 米国(カリフォルニア州) |
| 地域 | 欧米 |
| 用途分類 | 開発・MLOps基盤 |
| 主な用途 | ロボットアプリケーションの設計から展開、物体姿勢推定器の学習、衝突回避経路の自動生成、マシンテンディング |
| 提供形態 | 開発環境(ROS互換) |
| 主な対応業種 | — |
| 価格 | 公開なし・要問い合わせ |
| 日本での提供 | ファナックが全ロボットのFlowstate対応予定を発表(2026年5月)。国内での提供条件は要確認 |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
特徴と位置づけ
Intrinsicは、2021年7月にAlphabetの研究部門Xからスピンアウトした産業ロボットのソフトウェア企業です。開発環境「Flowstate」は、ロボットアプリケーションの設計から展開までを扱い、AIによる物体の姿勢推定器の学習や、衝突を避ける経路の自動生成を提供しています。
ファナックは2026年5月13日、Gemini Enterpriseを使ったAIエージェントが協働・非協働ロボットを1つのセルとして操るシステムを発表し、すべてのファナックロボットがFlowstate(ROS互換)に対応する予定だとしました。2026年9月には、IntrinsicがNVIDIAのFoundationPoseを機械へのワーク供給の仕組み「Open Machine Tending Solution」で使っていることも紹介されています。
ロボット基盤モデルの企業を立ち位置で分けると、汎用モデルを作る企業、用途特化のモデルを作る企業、既存ロボットにAIを組み込む開発環境を提供する企業があり、Intrinsicは3つ目にあたります。新しいロボットを作るのではなく、既存の産業用ロボットにAIの機能を足す側にあるため、日本のロボットメーカーと組む形としては現実的な位置にあります。
強み
- 既存の産業用ロボットにAIの機能(姿勢推定・経路生成)を足す開発環境で、ロボットを入れ替えずに使える
- ファナックの全ロボットが対応予定で、国内の工場で使われる機会が広がる見込みがある
検討時の注意点
- ファナックのFlowstate対応は「予定」の段階で、対応時期と対象機種を確認する必要がある
- 開発環境のため、アプリケーションの構築にはSIerや社内の技術者が必要
- 価格・ライセンス体系は公表資料で確認できない
