基本情報
| 製品・サービス名 | AVEVA PI System |
|---|---|
| 提供元 | AVEVA Group Limited(Schneider Electric傘下) |
| 本社所在地 | 英国 |
| 地域 | 欧米 |
| 用途分類 | データ基盤・IIoT |
| 主な用途 | プラントの時系列データ蓄積(ヒストリアン)、トレンド監視、AI・分析基盤へのデータ供給 |
| 提供形態 | オンプレミス(クラウドのCONNECTと連携可能) |
| 主な対応業種 | 化学、素材・その他 |
| 価格 | 公開なし・要問い合わせ |
| 日本での提供 | 日本での提供状況は未確認(国内のプロセス産業でも利用されている製品とされる) |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
特徴と位置づけ
AVEVA PI Systemは、旧OSIsoftが開発した産業用ヒストリアン(時系列データの蓄積システム)で、現在はSchneider Electric傘下のAVEVAが提供しています。PLCやDCSから上がるタグの時系列を圧縮して長期保存し、運転員やプロセスエンジニアがトレンドを監視する用途の定番製品です。
AIに使う場合の課題は製品そのものより、データの持ち方にあります。サンプリング周期とデッドバンド圧縮で高い周波数の特徴が消えること、タグ名が「FIC101.PV」のような略号で設備・単位の意味が付いていないこと、時刻同期のずれが典型的な障害です。AVEVAは、CONNECT Data ServicesとDatabricksのDelta Sharing連携や、エージェント型AIでデータソースを標準モデルにマッピングするツインビルダーなど、ヒストリアンのデータをAIへ渡す仕組みを打ち出しています。
Schneider ElectricのCognite買収の発表時点では、PI Systemの扱いに関する変更は示されていません。ヒストリアンを残し、そのデータを上位の基盤で文脈付けする構成が多く見られます。
強み
- OT機器との接続と長期保存に強く、プロセス産業での利用実績が広い
- クラウドのCONNECTやDatabricksとの連携で、AI・分析基盤へデータを渡す道がある
- 既存の運転監視の仕組みを変えずにAI活用を上乗せできる
検討時の注意点
- 圧縮設定によっては高周波の特徴が消えており、AI用途では収集条件の見直しが要る
- タグ名と設備階層(アセットフレームワーク)が整っていないとAIで使いにくい
- Cognite統合後の製品方針がオンプレ環境にどう影響するかは継続的な確認が要る
出典
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