事例の概要

企業オリオン機械株式会社(TIMEWELLと共同)
地域日本
業種機械
企業規模中堅・中小
用途AIエージェント・プラットフォーム
使われた技術JIS準拠の2D CAD図面から3D CADモデルを生成するAIエージェント(TIMEWELL「ZEROCK」図面スタジオ)
関連する製品・サービスZEROCK(図面スタジオ)(株式会社TIMEWELL)

成果

取り組みの内容

機械メーカーには、2D図面だけで管理されてきた過去の部品が大量にあります。設計の再利用やシミュレーション、デジタルツインに活かすには3Dモデルが必要ですが、設計者が三面図を読み解いて手作業でモデリングすると、部品1点に数時間から数日かかり、すべてを3D化するのは現実的ではありませんでした。

オリオン機械とTIMEWELLは、JIS準拠の2D CAD図面から3D CADモデルを自動生成するAIエージェントの実証を進めています。TIMEWELLは、社内情報検索AI「ZEROCK」の図面スタジオで、図面の読み取り、見積作成、2Dから3Dへの変換をうたっています。この実証は長野県の「信州AI GEARS」サンドボックス事業に採択され、実証期間は2027年1月末までとされています。

実証段階のため、変換の精度、対象となる部品の範囲、作業時間の短縮効果はまだ公表されていません。

2D図面からの3D化では、形状は生成できても公差や注記などの情報を3Dモデルに正しく引き継ぐのが難しく、設計者が元図面と照合する確認工程は残ると考えられます。

この事例から読み取れること

  • 当サイトの見方では、2D→3D変換が研究段階から実際の製造業の図面を使った検証段階に入ったことを示す国内例である
  • 形状の生成より公差・注記の引き継ぎが難しいため、評価では設計者の確認時間も含めて測る必要がある
  • 自治体の実証事業を活用している点は、中堅メーカーが新しいAIを試す際の資金面の選択肢として参考になる
本ページは企業・提供元が公開した情報にもとづき、費用負担を受けずに作成しています。成果の数字は発表時点のもので、当サイトによる検証値ではありません。

導入事例データベースに戻る →